住宅の後悔

【大失敗】自慢の注文住宅で実際にやってしまった後悔ポイント 6選(一条工務店/105平米/本体価格3800万円/浜さんの場合)

今回も注文住宅の失敗を、実際に家づくりをされた先輩に語っていただきます!
今回のゲストは浜さんです!
こんにちは!浜と申します!今回は私の方から、家づくりの後悔のお話をさせてもらいます!よろしくお願いします!
では自己紹介と建てられたおうちのことを教えてください!
はい、 私達と建てた注文住宅のはこんな感じです!
浜さん家族とおうちの情報

浜さん家族
◯20代後半のご夫婦
◯現在子供なし(二人暮らし)
◯東北地方に在住。
◯旦那さんは防災設備メーカーに勤務

注文住宅の情報
◯2022年に一条工務店で建築
◯平屋
◯土地:約100坪 (妻の両親が所有)
◯延床面積:105平米(32坪)
◯購入価格:約3800万円(外構込み)

自分たちなりにしっかりと考えて建てたはずの注文住宅ですが、実際には後悔するところが 色々と出てきてしまいました…。
今回はそんな私たちの失敗談を皆さんに シェアできればと思います。

後悔ポイント①和室に洗濯物を干せるようにして後悔

こちら、我が家の和室です!
おお、和室を作ったんですね!
そうです!
うちの和室は間取りで言うとこんな感じ!
リビングに併設する形で設置しました。


休日とかはここで寝転がり、 ごろごろと過ごすのが好きなんです。

でもこの和室、後悔するポイントができてしまいました…

それは洗濯物を干すスペースをここに作ってしまったこと。
和室にはこのような形で、洗濯干し用のケーブルをつけて洗濯物を干せるようにしました。
これ自体は確かに便利なのですが
この限られた空間で洗濯物が多くなると、とても狭く感じてしまうんです…。
特に休みの日は洗濯物が多くて、洗濯物があることでかなり圧迫感があり、満足に寝転がれない時があります。

なるほど!
でもこれ、他の場所に洗濯干し場を作ってないの?
そうなんです…この部屋だと乾くまで案外時間もかかってしまって地味にストレスです

当初はランドリールームを作り、その部屋に洗濯物を干そうと計画していました。

でも坪数が大きくなることが嫌で、設計担当者に相談したんです。そしたら和室に洗濯物を干すことを提案してもらい採用しました。

間取り図的には今の脱衣所はこんな感じ。
ここにも一応、洗濯物を干せる金具もつけたんですが、結局狭すぎて活用できていません。なのでここを、洗濯ルーム兼、脱衣所として大きくして、干せるスペースを設ければよかったです。

今はもう諦めていますが、部屋の用途を共有するのはコストダウンになりますが、過度に考えすぎるのは良くないと思いました…

後悔ポイント②人工芝の庭を作って後悔

こちら、うちの家の外観です!
外観のお写真ありがとうございます!
一条工務店らしい、シンプルかつ力強い感じの外観ですね!
広くてきれい!素敵なお庭!
ありがとうございます!外構はこんな感じで、駐車場と庭をつくりました!


ここは手入れの手間をなくすため、人工芝を敷いています!
人工芝は緑が広がる感じで見栄えがよく、自分たちでもきれいな庭だなーと思っています。

ですが、ここ実際には人工芝にしてしまって後悔しているんです

これ実際に住んでみると、お客様が多く来た時に人工芝スペースにしたために駐車できずに困ったり、あとは友人とバーベキューをしようという話になりましたが、人工芝の上ではできないため断念したり…実用性がなくて困ることが案外多いんです。。
現在 家ではすでに車を停められるスペースが4台分あります。
ただすでにうちの車を2台停めていて、かつうちは田舎ということもあり、来客者がほとんど車で来られます。

今までも人を呼んだ時に、せめてもう1台分駐車場スペースがあったら…そう思うことが多くありました。人工芝はきれいで見栄えが良くなるため、実用性に関してはあまり気にしていませんでしたが、それが良くなかったです。

でもこれ、 全体的に作らなければ良かったということなんか?
いえ、 この芝の緑の感じは見た目も気に入っているので、せめて倉庫あたりまではコンクリートにすればよかったと思っています。
将来的には資金を貯めて、手前部分をコンクリート舗装をしようと考えています。
浜さん、ありがとうございます。
皆さん、ここで人工芝について少しお話!

人工芝は家全体の景観も映えるし、お手入れのいらない雑草対策としても人気の外構。
ただ、人工芝を敷く場合は、下に必ず、防草シートを敷きましょう!
人工芝だけだと、わずかな光が地面に当たるので、しばらくすると雑草が生えてくることがあります。そうすると人工芝を突き破って雑草が伸びてくることもあります。
防草シートも一体になった人工芝も販売されていますか、業者に頼む場合もこの辺りのことはしっかりと確認しておきましょうね。

後悔ポイント③寝室のクローゼットを小さくしてしまい後悔

こちら、うちの寝室の入り口部分になります!
寝室にはこんな感じで収納スペースを作りました!
いいですね!ここには何を収納するつもりだったんですか?
はい!夫婦の洋服を収納できればと思っていて、こんな感じのクローゼットにしました!

ここは入ってすぐにクローゼットがあってそこから繋がる形で書斎を作っています。

でもここにも、後悔したポイントがあるんです..

ここ実際には 収納量が全然足りませんでした。実際寝室に収納したいものは洋服だけじゃなかったんです。

夏冬用の布団であったり、予備のシーツやマットレスなどいろいろあります。
正直、そういったものの収納場所を考えることができていませんでした。

ここ、もう少し広くしたほうがいいんじゃないかと営業の方からアドバイスももらっていたんです。でも私たちは坪数を小さくすることにとらわれていて、 そのまま進めてしまいました。
今はもう諦めて、収納の使い方を工夫したり、未使用の子供部屋に置いたりして対応しています。

多少坪数が増えても、クローゼットは広く作るべきだった…そんな後悔が残っています

後悔ポイント④子供部屋を2つ作って後悔

こちらが子供部屋になります!
おお、まだなにも置かれてないな!
はい、でも子供部屋をこんな感じで作って、失敗した部分があります

というのも私たちはまだ夫婦2人暮らしです。新築時は妻と話し合い、2人の予定で計画しましたが、今現在は1人で十分だとお互い感じ始めています。

なんとなくで子供2人。そう考えていましたが今となっては、それだったら子供部屋1つ分をなくして、収納スペースやランドリールームを作ればよかった…そんな後悔をしてしまっています。

この部屋、今はこんな感じで子供部屋の一つは物置部屋になっています。
これからも考えは変わるかもしれないですが、とりあえず今は物置部屋として使用していこうと考えています。

ちょこっとコラム

間取りの後悔として最近多いのが、子供部屋をそんなに大きく作る必要はなかったというもの。
最近は子供部屋を小さめに作るという考えの人も増えてきています。

子供部屋を作る目的は
◯子供が一人で集中して勉強ができる
◯年頃でもプライバシーを保てる空間がある などです。

そういった観点から言えば、机とベッドを置くことができ、少しの収納スペースがあればそれで十分な場合も多いです。最近はスマホやタブレットの普及でテレビを置くスペースすらいらない場合も。
あとは広くて快適すぎて、「外に出たいと思わない」という気持ちも考えもの..。

こういったことも考え、子供部屋のスペースは最低限にしておく。その分、みんなが集まれる快適なリビングを作っておく、家事をしやすい間取り作りを優先する。

そんな考えかたもありです!

後悔ポイント⑤分電盤ブレーカーの配電を工務店に任せて後悔

これ、かなりマニアックに聞こえますね…どういった内容でしょうか?
そうですね、順番に説明していきます!

まずここ、うちの洗面所の壁ですが、ここに電気の分電盤があります。
分電盤は家の電気類を制御して、配線に電気を分ける装置。
分電盤の扉を開けるとこんな感じ。
まず大元のブレーカーを見てください。
この写真のこの部分
これ、実は漏電ブレーカーなんです。漏電ブレーカーとは電気が漏電してしまったとき、それを検知して回路をOFFにして、電気火災や感電事故を防ぐのに必要なブレーカーのことです。

私は防災電気関係の仕事をしていることもあり、電気配線や工事に関することに詳しいんですが、この作りだと全体の電気に対して、1つの漏電ブレーカーになっているんです。

これ簡単にいうと、家のどこかで漏電が発生した場合、他の小さいブレーカーは漏電を検知してくれない構造。そして大元のブレーカーだけで検知して、ブレーカーが落ちてしまう…そんな作りになっています。

これだともし漏電があれば家全体が停電になってしまいます!
小さいブレーカーが漏電ブレーカーじゃないからダメ、ということですね!
そうなんです

これでは漏電箇所を特定するまで、停電状態で過ごさないといけなくなるはめに。

そしてもう一つ、電気関係の後悔ポイントが…これを見てください。
この小さいブレーカーは外部への電源回路。
これは外部への電源回路のはずなんですが、この回路に通信機器関係の電源が混ぜてあるんです。

これ、どこが問題なの?
外部は雨にあたるため長期的に漏電しやすい箇所になります

30年住むと考えれば一度は漏電のリスクを無視できません。

その回路に家の重要機器の電源が混ぜてあるというのは、漏電が発生してしまえば、家のインターネット関係のものは修繕するまで全て使えないことになります。そうなると大変不便になります。

私は以前電気設備の施工管理業務をしていました。ただ自分たちの中では当たり前に思っていたことが、住宅工務店ではそうじゃないということを痛感しました。

結局どうしても気になったので通信機器の電源を単独にして、外部回路だけ漏電ブレーカーにする工事を引き渡し後に行いました。

電気関係についてもこちらから積極的に確認して、事前に修正してもらうなどの対応をしておくべきだった…そのような後悔がありました
なるほど、これはなかなか専門的なお話ですね!
貴重なお話、ありがとうございます!

後悔ポイント⑥書斎部屋を作ったことを後悔

こちら、うちの寝室横につくった書斎部屋です!
おお!本棚も完備されてていい感じ!
快適に勉強や仕事ができそうですね!
ありがとうございます!


どういう使い方をするかわからなかったので、インターネットの有線やテレビのケーブルコンセントも作りつけました。
書斎には昔から憧れがあり、自分の仕事部屋が欲しかったため、注文住宅を気に夢を叶えた形です。

でもこの部屋…ぶっちゃけ全然使ってないんです


というのもリモートワークや勉強をすることはありますが、正直、全部リビングや和室でできてしまって…新築してから2年経ちますが数えるくらいしか使用していません。

この本棚もロールスクリーンをつけたりしましたが、こういうスペースはリビングや寝室のどこかに設置すればよかったです。
テレビのアンテナケーブルも、最近は無線でインターネットやテレビを見れる時代になったので、こちらも結局全然使わず…。

うちの家づくりはちょうどコロナ禍でリモートワークが流行りだした時期で、今後のことも考慮してリモート対応できるように作ったつもりでした。ただ今後もあまり使用予定が思い浮かびませんし、ここまで使用頻度が少ないなら作らなければよかったです。

ここを作らず、寝室の大きめの収納に当てたり、玄関やお風呂の位置も調整して脱衣所兼洗濯ルームを広くする方が良かったかと思います。
これからの使用頻度によっては、完全に物置部屋にするかどうか検討中です…。

まとめ

はい、いかがでしょうか?
以上が私たちが注文住宅で建てたおうちの家づくりの後悔、失敗したポイントになります!
皆さんの参考になっていれば これ以上嬉しいことはありません!
浜さん、ありがとうございました!
今回も大変勉強になりました!

このように注文住宅の家づくりは 何千万円もお金をかけて作るのに実際は心配したり後悔することがとても多いです。
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